歴史にハマったことを会社で話していたら社長が【天上の虹】という歴史漫画を貸してくれました。
持統天皇が主役の飛鳥時代のお話なのですが、これがとっても面白く、一気読みしました。(借りた漫画は分厚く、全11巻でした。普通の単行本だと20巻以上あるみたい)
持統天皇とは、天智天皇の娘で天武天皇の奥さんです。天智天皇の息子と天武天皇が戦った【壬申の乱】は有名ですよね。ちなみに、1巻では乙巳の変が描かれてありました。(蘇我入鹿もちょろっと冒頭にでてきます)
一応、飛鳥時代の歴史もさらっと勉強していたので、皇極天皇も、天智天皇も天武天皇も持統天皇も、持統天皇の息子の草壁皇子も知っているのですが、漫画では、『え?こんな人いたっけな??』と私が知らない人のことも凄く丁寧に描かれてありそれがとても面白かったのです。例えば、天武天皇の奥さんであった額田王とかね...。漫画を読み進めると一人一人の登場人物に感情移入してしまうので、『あぁ...この人途中で殺されてしまうんだよなぁ...』とか、『この人病気でこの時には亡くなるんだよな...』とか、知っているだけに辛い。それも含めて面白いけど(笑)
主人公の持統天皇は女性だけど、そこらの男より肝が据わっていて、冷静沈着、国の為に頑張る姿勢が凄くかっこいい。夫にも子供にも先立たれてしまい、人一倍、辛さもあったと思うけど、夫がやり残した【律令】を完成させるまでは何が何とも〜と奮闘するところが、女の意地というか、強い人だと思いました。この漫画の女性は強い人が多いけど。(男よりみんな肝が据わっていて冷静な感じがする)私の好きな登場人物は、持統天皇、元明天皇、元正天皇かな?後、額田も(笑)好きとかは抜きで可哀想!となったキャラは、高市と中大兄皇子。最初にちらっと登場した孝徳天皇も可哀想だった...。主要キャラの天武天皇に関しては思入れがあまりないですw
そういえば!こちらの漫画、途中途中に登場人物が和歌を詠むのですが、【春過ぎて夏来にけらし白妙の衣ほすてふ天の香具山】この超有名な歌は持統天皇が作ったものなんですね。知らなかった〜。歴史を題材にした漫画って面白い上に勉強になりますね(しみじみ)飛鳥時代のマニアックな人まで覚えたので今学生なら、テストでいい点数が採れそうです。(ただし飛鳥限定)
自分が学生時代の時は、歴史の授業=寝る時間(おい)ってくらい歴史に興味を持つことが出来なかったのですが...大人になって改めて知るとこんなにも面白いとは...。とっても損した気分です。歴史とは限らずですけどもっと知的意欲をもてばよかったと後悔しております。私にもし子供ができたら、日本の歴史シリーズの漫画を全巻家に置くことを誓います。
長くなりましたが今日のブログはこれで終わり。明日社長に漫画返します〜。